シトロエンブースにおける展示の主役、異形デザインの『Cカクタス』が女性層の人気を博している。
Cカクタスは直噴ディーゼルエンジンと1個の電気モーターを組み合わせたパラレルハイブリッドパワートレインの採用や徹底的な軽量化により、EU混合モードでの燃料消費量をわずか2.9リットル/100km(34.5km/リットル)に抑制したという超低燃費モデルのコンセプトカーだ。
もちろん量産車ではないが、市販車の燃費トップランナーであるトヨタ『プリウス』の同モードでの燃費が23.3km/リットルであることを考えると、その数値は驚異的だ。また、パラレルハイブリッドではあるが、ホンダ方式と違ってモーターをクラッチより後ろに配置しているため、市街地ではモーターのみで走行でき、エンジンブレーキのロスなく電力回生も可能であることなども、燃費面で有利となるポイントだ。
もっとも、Cカクタスの周囲に集まる女性陣を引き付けているのは、もっぱらそのデザインのようだ。あちこちから「顔が可愛いよね」「もこもこしてる♪」といった声が漏れ聞こえてくる。環境カーもいまや、一般的な商品力が問われる時代か?!