「人と、地球と走る」--。トヨタ自動車の渡辺捷昭社長は24日、「東京モーターショー2007」のプレスブリーフィングでこう語り始めた。
渡辺社長によると、この言葉は、環境・エネルギーへの対応を中心とした持続的な発展に貢献するために、これからのトヨタが取り組む方向を示しているとのことだ。
そのキーワードは、3つのサスティナビリティである。1つは人と地球と共生できるクルマ社会を目指した「サスティナブル・モビリティ」、2つ目は自然と調和するモノづくりを目指した「サスティナブル・プラント」、そして3つ目が「サスティナブルな人と社会への貢献活動」だ。
今年70周年を迎えたトヨタは、「今後、この3つのサスティナビリティの考え方に基づき、さらに質の高い、次なるモビリティ社会の実現に向け、世界をリードする気概で取り組んでいく」(渡辺社長)方針である。