ダイハツ東京モーターショーに出品する『MASTER-C』(マスターC)コンセプトは、フレーム付の頑丈な車体に660ccエンジンとパートタイムの4WDシステムを組み合わせたコンパクトトラック。
ショー出展モデルは、サイクルスポーツ界の鈴木雷太選手をアドバイザーに迎えて共同開発したマウンテンバイクサポートモデルだ。
興味深いのは、ドライブシャフトとハブとの接合部分にギヤを組み合わせた「ハブリダクションシステム」。タイヤの軸よりもドライブシャフトを高い位置に装着できるので、最低地上高を稼いで悪路走破性を驚異的に高めることができるのだ。
小型のボディに極めて高い悪路走破性を加えることで、MASTER-Cは大型4WDでは入れない場所への移動・運搬を実現しているのである。
エンジンは660ccであるにもかかわらず、ボディは幅が10cm広いので軽自動車枠をオーバー。逆にいえば、幅を10cm縮めれば軽自動車枠に収まる…つまり軽トラックとして成立するのである。もしかして、ボディサイドの膨らみを取り除けば、次期『ハイゼット』が見えてくる…??