マツダは、10月24日から11月11日まで千葉市の幕張メッセで開催される第40回東京モーターショーに、市販予定車の新型『アテンザ』、次世代ロータリーエンジン搭載のコンセプトカー『大気』(たいき)を出品する。
実用性を高めた水素自動車の新型『プレマシーハイドロジェンREハイブリッド』、将来に向けたパワートレインや環境・安全技術も出品する。
マツダの出展テーマは、「サステイナブル“Zoom-Zoom”--現在と未来のマツダショールーム」。第2世代を迎えた“Zoom-Zoom”商品群と、今春発表した技術開発の長期ビジョン「サステイナブル“Zoom-Zoom”宣言」を具現化したさまざまな将来技術を出展する。
新型アテンザは、先月フランクフルトモーターショーにて世界初公開された。マツダによると好評を博したという。「“Zoom-Zoom”のさらなる進化を象徴する最高の高速ロングツアラー」である。東京モーターショーではよりスポーティで精悍な個性を演出したモデルを初公開する。
コンセプトカーの「大気」は、これまで追求してきた「Nagare」デザインテーマをさらに洗練・進化させたデザインコンセプトカーの第4弾。次世代ロータリーエンジンを搭載し、空力特性などリアルな技術とデザインを融合し、将来のFRスポーツモデルの可能性を表現している。
新型プレマシーハイドロジェンREハイブリッドは、水素でもガソリンでも走行できるデュアルフューエルシステム採用の水素ロータリーエンジンをフロント横置きとし、さらに水素の燃焼エネルギーを高い効率で電気エネルギーに変換し、モーターで駆動するハイブリッドシステムを組み合わせている。2008年度のリース販売開始を目指している。
マツダでは、サステイナブル“Zoom-Zoom”の実現のため、燃費・エミッション性能と動力性能との高次元での両立を目指し、2010年代にパワートレインの全ラインアップを刷新する。今回の東京モーターショーでは、これらの将来パワートレインと交通環境におけるサステイナブルな未来に向けて研究開発を強化している多様な安全技術を紹介する。
『RX-8ハイドロジェンRE』は、別会場で行われるクリーンエネルギー同乗試乗会で、来場者に試乗の機会を提供する。