クライスラーがこの秋、08年モデルとして発表するミニバン、SUV、ピックアップトラックなどの特徴は、細かなマーケットリサーチに基づいて作られた多彩なシートアレンジ、ストレージなどの行き届いたアイデアにある。
まずジープ『リバティ』だが、助手席シートを前に倒すと水平になり、シート裏側がリアシートのテーブルになるというアイデア。シート背面に彫り込んだ形のテーブルは、移動中に飲み物や食べ物を置いても倒れにくい、またカバン、ショッピングバッグを置くのにも便利。
さらにカーゴルームには蓋付きの収納スペースがあり、水洗いできる素材のトレイ型収納は、例えばスキーを楽しむ人のスキー靴、サーフィンを楽しむ人のウェットスーツ収納などに便利。
またジープリバティの新しいサンルーフは、ファブリック素材のルーフが蛇腹状に前後から開閉する方式で、「どの車よりも大きなサンルーフで開放感あふれるドライブが楽しめる」という。
細かい点への工夫が評価できるリバティ、価格も下げられて2万ドルから、とかなりお買い得感のある1台だ。