気になるニュース・気になる内幕…今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップ、内幕を分析するマスメディアクルージング。
2007年9月20日付
●新日石ガソリン値上げへ、10月から1.5円程度最高値更新も(読売・8面)
●「無限」脱税、本田社長逆転有罪、東京高裁実刑判決、「相続税資金を念頭」(読売・38面)
●セレブ気分の観光バス、日野自動車が東京モーターショー出展(朝日・11面)
●基準地価 商業地 16年ぶり上昇 都市圏けん引、地方と格差拡大(毎日・1面)
●社説:改正道交法、飲酒運転の撲滅改めて誓おう(毎日・5面)
●東京ゲームショウきょう開幕(産経・8面)
●F1入賞祈願、浅草「お練り」(産経・28面)
●いすゞが商用バン参入、10年メド 海外中心に販売(日経・13面)
ひとくちコメント
秋の行楽シーズンを控えて、またガソリン価格が上昇する見通しだ。石油連盟の渡文明会長(新日本石油会長)が定例の記者会見で、新日石がガソリンなど石油製品の10月出荷分の卸価格を1リットルあたり1.5円程度値上げする方針を明らかにしたという。
きょうの各紙が取り上げている。値上げの理由は「原油価格の国際的な指標である米テキサス産軽質油(WTI)の価格が、18日の時間外取引で初めて1バレル=82ドルを超えるなど高騰を続けている」(読売)からだという。
10月以降、新日石以外の他の石油元売りも相次いで追随するとみられ、全国のレギュラーガソリンの平均店頭価格が、8月に記録した最高値(1リットル=145.4円)を更新する可能性が強まっている。
ガソリンに限らず、地価の基準価格をはじめ、即席めんやカレールウなどの食品も相次いで値上げを発表、上げられないのは日銀が決定する金利だけである。