【トヨタ ランドクルーザー 新型発表】本社工場の組立ラインが69年の歴史に幕

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【トヨタ ランドクルーザー 新型発表】本社工場の組立ラインが69年の歴史に幕
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『ランドクルーザー』は1951年に初代(『トヨタジープBJ型』)が誕生して以来、前モデルまでは一貫して本社工場(愛知県豊田市)で組立が行われてきた。新モデルからは田原工場とトヨタ車体の吉原工場に全面移管されている。

これにより、本社工場での車両組立は69年の歴史に幕を閉じた。本社工場はトヨタ設立の翌年、1938年に「挙母工場」として操業を開始している。日本初の本格的自動車工場であり、創業者豊田喜一郎氏の発案で「ジャストインタイム」による生産方式が導入されたことでも知られる。

トヨタは8月に組立工程の終了セレモニーを行い、豊田章一郎名誉会長や渡辺捷昭社長が出席した。渡辺社長は1964年の入社時に、本社工場で実習をしただけに「とりわけ思い出深い工場」と振り返る。

実習ではハンドルの取り付けを担当した。ラインタクトは5分台と、現在に比べれば超スロー。しかし「実際に作業をすると、最初はなかなかついて行けなかった」という。品質は自分の工程でつくり込むという「自工程完結」がトヨタ生産方式の基本だが、新人時代は難儀したようだ。

《池原照雄》

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