【カーナビ徹底ガイド2007夏】インクリメントP MapFan ナビークル「老舗ナビメーカーの底力。実力派ケータイナビ」…評論家

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「地図がきれいで、見やすい。わかりやすい!」 これは筆者ではなく、妻の第一声だ。ケータイナビは“助手席で使うもの”なので、妻が使うことが多い。その彼女が、MapFanナビークルを一目で気に入っていた。

◆カーナビとして見やすい地図

MapFanナビークルを使って感心したのが、「優秀なカーナビ」が掌の中で見事に再現されていたことだ。しかも、MapFanナビークルは携帯電話の通信機能を使い、サーバーと連携。オンデマンドVICSや駐車場満空情報など、テレマティクス機能まで内包している。カーナビ本来の機能や使い勝手のよさは、据え付け型カーナビに見劣りしないレベルに達しており、サーバー連携の“プラスα”の付加価値を鑑みれば、トータルでの機能性や満足感は高い。“道案内の道具”としての実力ならば、テレマティクス機能を持たない据え付け型カーナビ以上のポテンシャルを持っている。

さらに、冒頭に妻が感嘆したように、画面の小さいケータイナビながら、MapFanナビークルの地図は見やすく、ルート案内はわかりやすい。

特に今回のテストで使用したドコモのFOMA N904iはVGA表示に対応していたため、道路や施設情報、ルート案内中の方面案内などの情報が無理なく画面内に収まり、とても見やすかった。一方、一般的なQVGA液晶の携帯電話でも道路の描き方や配色がよく、クルマの中でも視認性の高い地図に仕上がっている。このあたりの地図作りのうまさは、自らが地図を手がけるインクリメントPならではと言えるだろう。

◆適切かつ親切なルート案内

ラリービューと呼ばれるルート案内も、適切かつ親切であり、とても使いやすい。ラリービューでは地図画面のほかに、進行方向の方面案内、直近交差点の進路案内などが表示されるのだが、これらの情報の見せ方がうまいのだ。

特に筆者が感心したのは、方面案内で、進行方向の案内ポイントまでの距離がわかりやすく表示されている点だ。この画面構成は、地図表示とターン・バイ・ターン表示の“いいとこ取り”とも言えるだろう。画面の小さいケータイナビは、画面内に収まらない“ルートの先の情報”がわかりにくいという弱点があるのだが、MapFanナビークルのラリービューは秀逸な案内画面作りで、この問題を見事に克服している。音声ガイダンスも聞き取りやすく、“カーナビに疎い”パッセンジャーに携帯電話を預けていても、ドライバーは音声ガイドだけで走れそうだ。

また、GPS測位が速いのも特徴で、起動時に自動的に位置測位・現在地表示するほか、リルート(ルート再探索)も素早い。また復帰ルートの設定も適切であり、旧ルートに強引に戻そうとするのではなく、目的地までの進行方向に無理なく復帰するルートを引き直す。テストでは、何度かわざとルートを逸脱する走り方をしたのだが、その都度、最良のリルートを素早く行ったことに舌を巻いた。

◆ライバルは「普通のカーナビ」

MapFanナビークルは、いい意味でケータイナビらしくない。その使い勝手と性能は、まさに「普通のカーナビ」だ。そこかしこに老舗パイオニアのカーナビ作りのノウハウが感じられる。例えばサイバーナビや楽ナビのユーザーが、旅先のレンタカーでMapFanナビークルを使っても十分に納得できるだろう。そのくらいカーナビとしてのクオリティが高いのだ。

携帯電話だけで気軽に、だけど本格的なカーナビが使いたい。そういう人にMapFanナビークルはお勧めである。

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《神尾寿》

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