【三井住友海上のエコ運転】運転者の心構えでなく、車両整備で達成

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【三井住友海上のエコ運転】運転者の心構えでなく、車両整備で達成
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損害保険会社の考える「エコ運転」とは、穏やかな運転をすることで燃料費の抑制と排出するCO2の削減を目指すというものだった。どちらかといえば「運転手の心構え」に比重を置いたものといえる。ところが三井住友海上の考えるエコはこれとは異なる。運転者の心構えといった、いわゆる「ソフト面」ではなく、クルマを適切に整備するという「ハード面」で目指すというものだ。

三井住友海上火災・モーターチャネル推進チームの麻喜博人さんは「弊社には整備工場を中心としたアドバンスクラブ(AC)という代理店組織がありますが、AC会員の工場では“エコ整備”というものを実施しています」と説明する。このエコ整備にはいくつかのメニューがあるが、中心的なのはエンジン洗浄だという。

「イタリア・エコテクニクス社製のエコパワー・コンビという洗浄機があるのですが、これをAC会員の約760社で導入しており、エンジン内部の洗浄を行います」と麻喜さん。この機械は約60万円。特殊な洗浄液を使い、エンジン燃焼室内部(シリンダー、シリンダーヘッド)、インジェクター、バルブに堆積・付着しているカーボン、燃焼塵を除去するという。

麻喜さんは「エンジン内部に付着したカーボンによって摩擦力が増大し、ピストンなどの稼動効率が悪くなります。エンジンの稼動効率が悪くなれば、燃費も悪くなります。エコ整備で解決するのは、運転者の心構えではどうしようもならない部分ですね」と説明するが、ひとつの疑問を感じる。

エンジン洗浄に使うケミカル剤の広告は自動車雑誌でもよく見かけるのだが、その効能を疑わしく感じることもある。自動車メーカーの技術者の中には「オカルト領域の製品で、どちらかといえばプラセボ(偽薬)効果の方が効いているのでは?」などと、こうした製品の効能書きを一蹴する人も少なくない。

保険会社の代理店組織、しかも700社超のプロ集団がこぞって導入する機材だ。エコ整備のエンジン洗浄というのは、こうしたオカルト領域のものとは何が違うのだろうか。
《石田真一》

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