【最新カーナビ徹底ガイド2007夏】パイオニア AVIC-VH099G「機能の質・量ともに最高峰を誇るハイエンドナビ」…評論家

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◆スマートループに本格対応

一見すると新たな変更はないようにも見えるサイバーナビだが、実は今回のモデルチェンジによって、スマートループへの本格対応をはじめ、アプリケーションの適正化を図ることでハード面での能力はさらに高められている。

スマートループは、サーバーを介して情報の共有化を実現する市販ナビ初の機能で、これまでデータの充実化だけをひたすら狙ってきたカーナビから一歩踏み出し、“現在”をより幅広い形で取得することができる画期的なサービス。とくに交通情報の対象道路をVICS対象道路以外にまで広げたことで、ルート探索の実用度はさらに高められたと言っていいだろう。

ネットワークへの接続には手持ちの携帯電話が利用でき、それはFOMAやCDMA 1X WINなどの第三世代携帯電話だけでなく、PDCなど従来の携帯電話にも対応。Bluetoothにもオプションで対応することでケーブルレスでの接続も実現している。しかも、脱着可能なブレインユニットの採用は、データの共有化、地図データの更新にも大きなメリットを生み出すこととなった。


◆ルート探索の実用度や自社精度がさらに向上

一方、アプリケーションの適正化は、ルート探索や画面の切り替えなどで明らかに処理速度の向上に大きな貢献を果たしている。起動時間の短縮をはじめ、地図のスクロールやルート探索のスピードも確実にアップされており、それは使い勝手の向上へとつながった。

また、推奨ルートについても、道幅や右折の回数などを考慮した上で最適ルートを選択するなど、その実用度は一段と高められているようである。測位精度はさらにレベルアップしたようで、GPSをロストしたときや3Dジャイロを使った道路の切り替えも適切に行われる。その意味で安心度は極めて高い。


◆群を抜く多彩なAV機能

機能面ではカーナビの最高峰を目指しただけあって、その内容の濃さでは最右翼の位置にいる。周辺検索のルートサイド検索では現在地からその施設までどのぐらいかかるかを所要時間で表示。ドライブプランナーは出発時刻または到着時刻を3通りまで入力可能となり、名称検索では絞り込みがしやすくなるAND検索機能も備えるなど、設定項目はきわめて多岐にわたる。また、地図の表現力は多彩さを極め、VGAモニターは輝度レベルをアップすることで地図などを鮮明に見せるようになったことを見逃せない。

多彩なメディアに対応するAV機能は数あるナビの中でも群を抜くもので、音質の良さもかなり評価できるもの。特筆すべきなのは「オートタイムアライメント&オートイコライザー(5.1ch/2ch)」の搭載で、どんなクルマでも再生する環境の最適化を自動的に行い、システムの能力を最大限に引き出すことができる。ミュージックサーバーで利用可能なフィーリングプレイはその使い勝手を高め、再生中の楽曲タイトルとアーティスト名を地図画面に表示する。

付属する地デジチューナーは、4チューナー化されたことで12セグでの受信エリアをさらに拡大。カーナビとして、AVセンターユニットとして、その先進性を随所で実感できるHDDナビと言っていいだろう。

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《会田肇》

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