マクラーレンの3戦連続フロントロウで幕を開けたアメリカGP決勝レース(17日)。73ラップで争われたレースはマクラーレンのスーパールーキー、ルイス・ハミルトンが2戦連続となる優勝を果たした。
スタートを無事に制したハミルトンは中盤2位を走るチームメイト、フェルナンド・アロンソからの激しい追い上げにも動じることなく冷静に走りきり、見事連勝。
アロンソが2位に入り、マクラーレンはモナコGP以来3戦連続の1-2フィニッシュを達成した。3位にはフェラーリのチームメイト同士の激しいバトルを制したフェリペ・マッサが入った。
この結果ハミルトンは58ポイントと2位のアロンソに10ポイント差をつけた。また、マクラーレンとフェラーリとの差は35ポイントに広がっっている。
カナダGPでクラッシュしたロバート・クビサの代わりに出場したセバスチャン・ベッテルが7位に入賞を果たした。トヨタのヤルノ・トゥルーリは6位入賞。ジェンソン・バトン(ホンダ)は12位、アンソニー・デビッドソン(スーパーアグリ)は11位で完走を果たした。
ラルフ・シューマッハ(トヨタ)、ルーベンス・バリチェロ(ホンダ)はオープニングラップの接触事故でリタイア。
佐藤琢磨(スーパーアグリ)はスピンしてリタイア。リタイア前に受けた10秒ストップ&ゴーペナルティ(イエローフラッグ中の追い越し)を終えていなかったため、次戦で10グリッド降格処分を受けることとなった。