日産自動車と三菱自動車工業株式会社は3日、OEM供給の車種を拡大することで合意したと発表した。日産が三菱製の軽自動車調達を増やす一方、三菱は日産から小型商用車を初めてOEM調達する。
日産が新たに調達するのはワンボックスタイプの軽乗用車『タウンボックス』。5月から開始し、年間平均4000台の供給を受ける計画。
日産はこれまで三菱から、軽商用車『クリッパー』(三菱名『ミニキャブ』)と軽乗用車『オッティ』(同『eKワゴン』)の2車種を調達していたが、軽自動車の品揃えを強化、登録車の不振をカバーする。
一方、三菱は2008年秋から日産の小型商用車『AD/ADエキスパート』を年3000台の規模で、供給を受ける。それぞれの販売網の商品を拡充、提携効果を引き出す。