富士重工業の森郁夫社長は28日発表した新中期経営計画(2007ー10年度)のなかで、今後の新モデル投入の概要を明らかにした。
『レガシィ』などの既存基幹車種については「毎年1車種以上のフルモデルチェンジを実施」するとし、加えて多人数乗用車などの新モデルも投入する計画を示した。
このうち、ミニバンを想定している多人数乗用車については、日本市場での登録車拡販を進める戦略車種とし、08年度ごろに投入する計画だ。
また、日本を含むグローバル市場向けに、環境対応のエントリーモデルとして新コンパクト車も開発する。市場投入は09年度から10年度にかけてとなる。
このほか、欧州専用モデルでは今年末にダイハツ工業からOEM調達することが決まった『ジャスティ』を発売する計画だ。一方、欧州向けに開発中の水平対向ディーゼルエンジン搭載車については「08年早々にも投入」(森社長)の方針を示した。