国土交通省中国地方整備局松江国道事務所は、「安来道路(米子西IC−東出雲IC)で適用されているETC通勤割引・ETC夜間割引で、安来道路とそれと並行して走る国道9号の交通状況の変化」の調査結果を発表した。
それによると、朝のピーク時(6:00−9:00)には、国道9号から安来道路への明らかな交通量の転換がみられ、陰田交差点では、朝のピーク時の渋滞量が400mも短縮したとしている。国道9号の五反田交差点の交通量も実施前では約4500台だったのに対して、実施後は約4350台と150台も減少している。
その一方で、安来道路(東出雲IC−安来IC)の交通量は、実施前1250台だったのに対して、実施後は1340台と増加。ETC車も、実施前は550台、実施後は660台とこちらも増加している。
また、国道9号の走行時間も陰田交差点−松江BP交差点で実施前は32分、実施後は27分と5分も短縮した。
ETC夜間割引や通勤割引が周辺一般道の渋滞緩和に役立つことが今回の調査結果で判明したことになる。