日本EVフェスティバル(3日、筑波サーキット、日本EVクラブ主催)では、日産『エクストレイルFCV』、ホンダ『FCX』、トヨタ『FCHV-BUS』の3台の燃料電池車(FCEV)が用意され、サーキットを走る同乗試乗会が行われた。
エクストレイルFCVは、燃料電池スタックを自社で開発、発電能力(スタック最高出力)が90kWと大幅に向上、最高速度が150km/hまで向上している。
ホンダFCXは、主電源の燃料電池の他に、「ウルトラキャパシタ」と呼ばれる補助電源を搭載しているのが特長。キャパシタは大量の電気を短時間に放出できる性質を持つ。
ウルトラキャパシタの役割は、発進、加速時など多くの電力を必要とするときに、燃料電池で生み出される電力に、ウルトラキャパシタに蓄えられた電力を加えてモーターに供給することによって、パワフルな加速ができるというもの。
トヨタFCHV-BUSは、トヨタと日野自動車が共同開発した燃料電池ハイブリッドバス。このバスも、燃料電池の他に、バッテリーを搭載しているのが特長だ。
ハイブリッドを名乗る理由は、『プリウス』で実用化したハイブリッド技術を応用し、燃料電池で生み出される電力と、バッテリーに蓄えられた電力とを組み合わせて運転しているところから。