【トヨタ カローラ 新型発表】最適設計の フィールダー

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トヨタ最大の世界戦略車、新型『カローラ』。ボディはセダン「アクシオ」とステーションワゴン「フィールダー」の2タイプがあるが、旧型と大きく異なるのは、ステーションワゴンのほうを設計やデザインのベースとしている点だ。

その理由について、チーフエンジニアの藤田博也氏は「セダンとワゴンの2ボディを開発する場合、実はワゴンを基本にしたほうが都合が良いことが多いんです」という。

「ワゴンはセダンに比べて開口部が大きいため、セダンからワゴンボディを起こす場合には剛性、受動安全、静粛性など、さまざまな性能を満たすために結構苦労するんです。反対に、十分な性能を持たせたワゴンボディをベースにセダンを作ると、設計のやり直しがとても少ないんです」と説明する。

新型カローラはボディ設計だけでなく、デザインもステーションワゴンから先に行ったという。商用車色を払拭した乗用ワゴンとして旧型9代目カローラで登場したフィールダー。旧型ではセダンの半分以下の台数だったが、新型ではセダンのアクシオと同数の月販6000台を目標に掲げる。10代目カローラ、最適設計という観点からは断然フィールダーがお勧めだ。

《井元康一郎》

井元康一郎

井元康一郎 鹿児島出身。大学卒業後、パイプオルガン奏者、高校教員、娯楽誌記者、経済誌記者などを経て独立。自動車、宇宙航空、電機、化学、映画、音楽、楽器などをフィールドに、取材・執筆活動を行っている。 著書に『プリウスvsインサイト』(小学館)、『レクサス─トヨタは世界的ブランドを打ち出せるのか』(プレジデント社)がある。

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