【ホンダ CR-V 新型発表】数字よりも、期待を超える提案

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【ホンダ CR-V 新型発表】数字よりも、期待を超える提案
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「日本市場ではやや元気のないイメージがあるホンダ『CR-V』ですけど、実は全世界的に見ると大ヒットしているんですよ。昨年は、世界中で約32万台も買っていただきました。」本田技術研究所の主席研究員として新しいCR-Vの開発をまとめた堀越満さんはそう口を開いた。

そう、実はCR-Vは世界160カ国で販売されている人気車種なのだ。アメリカ、ヨーロッパ、そしてアジアが主なマーケットとなり、毎年コンスタントに、30万台近く販売している。2005年のホンダ4輪車の総販売台数が約339万台だから、32万台といえばCR-Vだけでその1割弱を受け持っていることになる。

それだけに新型の開発にも社内から大きな期待がかかったと推測できるが、開発責任者にとっては大きなプレッシャーだったのではないだろうか?

「プレッシャーですね(笑)。でも、プレッシャーというよりは、今のお客さんの期待を超えて新しいCR-Vをどう提案するかという想いでした。数字って結果的なものじゃないですか。お客さんの期待をどれだけ超えるかが先の話で、期待を超えれば数字は自然についてくるものだと思っているんですよ」

「数ばっかり追いかけていても、皮算用だけで入魂できなくなりますからね。たしかに数も考えないといけないんですけど、それよりもいい商品を出すという気持ちのほうが強かったです」

「うちの会社は、数字だけでなくクルマを見て(開発の成功を)評価してもらえる風土がありますから、『これをやればXX万台増える』とか『これを盛り込まないとXX万台減る』という話ではなく、いかにいい商品を出せるかで勝負できるのは幸せだと思います」

《工藤貴宏》

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