三菱自動車からのOEM供給モデルである日産『オッティ』。『eKワゴン』がベースとなり、フルモデルチェンジに合わせてオッティも新型へとスイッチした(3日発売)。OEMとはいえ、日産ならではの個性を演出する。eKワゴンの場合、標準グレードとスポーティグレードに分かれるが、オッティも同様。スポーツグレードの場合、“スパイスボックス”と銘打つだけに、伸びやかで精悍なスタイルが特徴だ。エアロも装着されて、ドッシリとした重量感のあるスタイルに仕上がっている。また日産専用となるのはラジエータグリルで、「NISSAN」のバッジを中心に大ぶりの目がレイアウトされ、スポーツカーライクな迫力のある顔つきを作り出す。インテリアに関しては、バッジ類程度しか変更点はないが、ノーマルのままでも、エクステリア同様のソリッドで切れのあるスポーティ感を演出。軽自動車とは思えない高い質感にも注目だ。ただ気になるのは女性をターゲットとしているなかでのスポーティグレードの扱い。商品企画を担当した工藤圭子さんによれば、「じつは女性だから、こういったスポーティなもののほうが好まれたりもします。狭い路地でのすれ違いなどで譲ってくれるなどしてくれますからね」と、確かに意外ながら、納得できる女性ならではの視点。とかく収納の多さや操作のしやすさ、さらにはかわいいデザインなどが女性向け商品企画と思いがちだが、それはあくまでも「男性の側からの女性視点」ということか。いっぽうeKワゴンで話題となっている、ハイト系ワゴンタイプの軽自動車では初の装備となる電動スライドドアは、オッティにも用意される予定だ。現車割り当ての問題もあり、12月末に追加リリースの予定。こちらはかなり女性受けがよさそうな装備だ。
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