10月4日にモデルチェンジを行ない、4代目に進化した三菱新型『パジェロ』のスタイリングは、先代を踏襲したというよりも、どことなく2代目パジェロを思わせるエクステリアデザインを採用している。
パジェロのデザインを担当したデザイン本部の槇村優さんは「新型パジェロのデザインは、オフロードでの機能性を重視した端正なフォルムを採用しています。歴代パジェロのアイデンティティを踏襲し、ひと目でパジェロとわかるフロントマスクを与えています」
「リヤビューは全車に背面スペアタイヤを標準装備しました。搭載位置を中央に移設していますが、高さは50mm下げて後方視界を確保しています。その結果、斜め方向からのリヤコンビランプの視認性も高まっています」
「新型はスペアタイヤガーニッシュにナンバープレートやリヤビューカメラ、リヤフォグランプを内蔵するという新しい試みにもチャレンジしています。新型パジェロのスタイリングは原点に戻りながらも、新しさも融合しているのです。このデザインは進化というよりも、パジェロの方向性をより深める、深化といえるでしょう」とコメント。
ボディカラーにも2代目で流行したツートンをオプション設定し、原点回帰を思わせるエクステリアを作り上げている。先代の躍動感のあるフォルムは海外では好評だったようだが、国内での評価はいまひとつだったので、日本では新型のようなパジェロらしいデザインのほうがヒットするかもしれない。