ウルトラモバイルPCVW 車載エンターテイメントシステムを共同開発

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9月26−28日の3日間、米サンフランシスコでIDF「Intel Developer Forum Fall 2006」が開催されている。初日の26日の基調講演で、独VW(フォルクスワーゲン)と米Intel(インテル)が共同開発した車載エンターテイメントシステムの試作機が公開された。

このシステムは、Intelが開発中のUMPC(ウルトラモバイルPC)の技術に基づくもの。UMPCは2007年上半期に製品化が予定されている超小型PCだ。日常的に持ち歩いて利用することを想定し、HDDを省略して半導体メモリを採用するなど、徹底的な省電力設計となっている一方、機能的にはPCのフル機能が実装されている。

今回フォルクスワーゲンが持ち込んだのは、『パサート』にUMPCベースの車載エンターテイメントシステムの試作機を組み込んだ車両。車載機もUMPCの技術を応用した、いわば車載コンピュータとなっているが、ユーザーが日常使用するUMPC(携帯機)と連携して動作する設計となっている。

車載器の機能としては、日本市場では既に珍しくなくなったAV機能付きのハイエンド・カーナビとほぼ同等だ。ただし、携帯機との連携によってネットワーク機能が付加される点が特徴となる。要はインテリジェントなカーナビだと考えてよい。UMPCとネットワーク接続し、UMPCで検索したルートを転送することなども可能となる。

ステージには実車が登場し、UMPCベースのエンターテイメントシステムのデモを行なった。

《渡邉利和》

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