新型三菱『ekワゴン』(13日発表)で最も目を引くのが、ボンネットタイプ軽自動車で初めて採用された電動スライドドア=「パワースライドドア」だ。狭い場所や荷物を持ったままでの開閉が容易な電動スライドドアは、日常生活に密着した軽自動車にこそ欲しかった機能。
軽自動車では全長が短いため、車体外側にドアレールを設置する方式では、十分な開口面積が稼げず、ボンネットタイプの軽自動車では採用が難しかった。
新型ekワゴンではドアの内側にレールが配置されるインナーレール方式が採用され、車体面にレールを設けずに開口幅530mmのスライドドアを実現している。これは2代目『RVR』で培った三菱独自のノウハウを応用したものだという。
また、全開時もドアの最後端は全長内に収まり、後部に壁などがあってもぶつける心配はない。
電動スライドドアは「MS」「GS」グレードに装備される。