ダイハツの新型軽自動車『ソニカ』(19日発表)は、ターボエンジンがもたらす余裕ある走りと、質感の高い内外装をウリにする。では、激戦の軽自動車市場で、ライバルとなるのは、どのようなクルマになるのだろうか。
ダイハツ工業商品企画部の猪鼻崇さんは「ソニカ自体は新ジャンルの軽自動車になると思っているので、直接的なライバル車種は存在しないと思っています。ですが、価格帯やターボエンジン専用車という関係性から、三菱の『i』がもっとも近い位置にあるのではないかと思っています」
「他にはCVTを採用していたり、質感をセールスポイントに挙げているスバルの『R2』なども、比較的方向性が近いのではないかと感じています」
「ライバル車に対してのソニカの最大の優位性は、やはり走りの性能だと思います。新しいターボエンジンとCVTの組み合わせは、高い動力性能と低燃費を両立していますし、ロングホイールベースの恩恵で、長距離でも疲れにくいフットワークを実現しています」という。
実際には、三菱 i はミッドシップレイアウトの後輪駆動となるので、走りのフィーリングはそれぞれ異なったものになると思うが、確かにソニカの新しいパワートレインとパッケージングは、ライバルを凌駕する内容といえるだろう。