ニュアンスコミュニケーションズは16日、カーナビゲーションやハンズフリーキットなどの車載機器システムの音声によるダイヤリングと目的地設定を可能にするオートモーティブ・スピーチ・ソリューションを発表・発売した。日米欧の主要サプライヤーで採用実績のある音声技術をベースに開発された本製品群は、車載向けで重要とされる音声アプリケーションの開発環境とともにリファレンスのユーザーインターフェイスを提供する。車載機器メーカーはアプリケーションの開発時間を短縮し、開発リスクを低減することができる。『VoCon 3200 v2.3』(ヴォーコン)不特定話者音声認識ミドルウェア●車載用途に特化した強力な耐ノイズ性能●アジア言語の補強:中国語(普通話、広東語)をサポート●話者適合機能の性能向上強化●30万語レベルの語彙認識対応『SpeechPAK VAD & SpeechPAK VDE』音声アプリケーション開発キットVAD:音声によるダイヤリングVDE:音声による目的地設定●VDEでは30万語の大語彙の地名認識を実現●地名の認識に失敗した場合のバックアップとしてのスペル認識機能●開発時間の短縮●実証済みのユーザーインターフェイスを活用することにより、開発リスクを低減『Prompt Sculptor』音声データ生成ツール●音声合成(TTS)エンジン『RealSpeak』を利用●チューニング機能。音素レベルでの編集や発話バリエーションの自動生成機能を利用し、チューニングが可能●ボイスタレントによるプロンプトの録音作業が不要となり、開発費用を削減。従来は多数の案内音声をあらかじめ録音し、地図や機能が変更された場合は再録音しているニュアンスは5月24日から26日にパシフィコ横浜で開催される「自動車技術展:人とくるまのテクノロジー展」に新製品を出展し、デモを予定している。車載機器市場の音声対応へのニーズが高まっている中、本製品が普及を加速することをニュアンスは期待する。
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