マイクロソフト、音声認識技術のニュアンス買収で最終合意

マイクロソフトとニュアンスのロゴ
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  • メルセデスベンツAクラスの「MBUX」
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マイクロソフト(Microsoft)は4月12日、ニュアンス・コミュニケーションズ(以下、ニュアンス)を買収することで最終合意に達した、と発表した。

ニュアンスは米国に本拠を置き、対話型 AI (人工知能)を使った音声認識技術を手がけている。Appleの音声アシスト「Siri(シリ)」に採用されているテクノロジーのベースを開発したのは、ニュアンスだ。

また、自動車関連では、メルセデスベンツの新世代インフォテインメントシステム「MBUX(メルセデスベンツ・ユーザー・エクスペリエンス」の開発に参画。「ハイ、メルセデス」と呼びかけて、音声アシストが起動する仕組みを、現行『Aクラス」で初めて構築している。

マイクロソフトは今回、ニュアンスを買収することで最終合意に達した。マイクロソフトの 「Azure」、「Teams」、「Dynamics 365 」などのクラウドソリューションにニュアンスの専門知識を組み合わせることで、次世代の顧客エンゲージメントとセキュリティのソリューションを提供していく。

なお、ニュアンスは2019年10月、自動車部門を分社化し、新会社の「セレンス」を立ち上げている。

《森脇稔》

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