ついに登場、燃料電池パワーパトカー

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ついに登場、燃料電池パワーパトカー
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アメリカ初の燃料電池パワーパトカーが、ダイムラークライスラーによって生産され、稼働を始めた。導入したのはデトロイトにあるウェインステート大学内の警察で、燃料電池技術研究のためのプロトタイプの一環としても利用される。

メルセデスベンツ『Aクラス』(旧世代)をベース車両に利用した『F-Cell』は、最高速度135km/hで航続距離は160km。電気モーター部分のパワーは88HP(65kW)だ。燃料補給はネクストエナジー社が新たに建設した水素ステーションで行われる。

ダイムラークライスラーとしてはこれまでに燃料電池車としてダッジ『スプリンター』バン、メルセデスベンツ『シタロ』バスなどを生産しており、現在世界で100台ほどが稼働中。

ハイブリッドに続き燃料電池の分野でも世界でトップの技術を誇るのは日本だが、ダイムラークライスラーはこの分野のパイオニアでもある。これまでに10億ドル以上を費やし、様々な研究開発を行っている。

アメリカではカリフォルニア州知事、アーノルド・シュワルツェネッガーとパートナーシップを組みカリフォルニアの大気汚染対策チームに名を連ねるなど、環境問題を考えるメーカーというイメージがこのパトカーによってより高まりそうだ。

《Sachiko Hijikata, US editor》

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