車上荒らしの被害品トップはカーナビ

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日本損害保険協会は毎年11月に自動車盗難実態調査を行っており、このほど05年11月の結果が発表された。それによると、損害保険会社が05年11月に保険金を支払った事案は4320件に上り、うち車上ねらい(車上荒らし)は3221件だった。

その車上ねらいのなかでも、特にカーナビの被害が年々増加しており、被害総数に対するカーナビの割合が34.6%と、3割を超えるまでになった。03年の割合が17.8%だったことを考えると、約2倍で文字通り急増といえる。しかも、1件あたりの平均被害金額も上昇しており、03年25万円だったものが05年には31万円になっている。

日本損保協会では、このようにカーナビの被害が増えた背景として、急速にカーナビが普及したこと(05年9月末時点の累計出荷台数は2016万台)や高額であることもあって、転売目的の窃盗が増えていると分析している。

ちなみに車上ねらいの最も多い都道府県は愛知県で798件(24.8%)、2位は大阪の603件(18.7%)、そして3位は神奈川県でぐっと減って191件(5.9%)となっている。このような多発地域に住んでいる人は、防犯灯や防犯カメラを設置したほうがいいかもしれない。

《山田清志》

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