交通事故多発交差点ランキング2024発表 1位は2年連続「池袋六ツ又交差点」

交通事故多発交差点(イメージ)
  • 交通事故多発交差点(イメージ)
  • 2024年の全国の交通事故多発交差点ワースト5
  • 池袋六ツ又交差点を明治通り池袋駅側から望む
  • 池袋六ツ又交差点
  • 池袋六ツ又交差点:奥が都道435号
  • 池袋六ツ又交差点:左奥が都道441号、高架中段が川越街道
  • 池袋六ツ又交差点:左奥が明治通り池袋駅方面、左手前が都道435号
  • 谷町9丁目交差点

日本損害保険協会は9月16日、全国の交通事故多発交差点をまとめた「全国交通事故多発交差点マップ(2024年版)」を公表した。全国ワースト1位は、昨年に続き「池袋六ツ又交差点」となった。

【画像全11枚】

全国の人身事故の半数以上は交差点やその付近で発生しており、同マップは各都道府県警察の協力により人身事故件数の多い交差点をランキング形式で紹介。さらに、警察の対策によって事故が減少した改善事例も掲載している。

1位 池袋六ツ又交差点(東京都):17件

六差路という複雑な形状と広さから、出会い頭事故や追突事故が多発。予防策として、信号機の誤認を防ぐため車両用灯器に筒型フードを設置するなどの対策が行われている。ドライバーには、対向車の動きに注意し安全な速度で進行することが求められる。

2位 谷町9丁目交差点(大阪府):15件

右左折時の安全不確認による自転車との接触や追突事故が目立つ。交差点南西角は駅出入口や植樹帯があるほか、西方向は下り勾配で見通しが悪い。歩行者や自転車への十分な確認と、対向車の有無を確実に見極めることが重要とされる。

2位 鵯越交差点(兵庫県):15件

西進右折と東進直進の車両による衝突事故が多い。右折専用車線が2車線あるため死角が生じやすく、直進車の確認が不十分なまま右折するケースが目立つ。無理な右折を避け、直進車も右折車の動きを注視しながら安全速度で進行することが推奨されている。

日本損害保険協会は、このマップを通学路の安全点検、企業の安全運転研修、地域の交通指導など幅広く活用できると説明。日常生活における事故防止や調査資料としての利用も呼びかけている。

なお、このマップ作成調査において、「交差点事故」とは交差点および交差点付近(交差点側端から30m以内)で発生した交通事故をいう。また、このマップにおいては、人身事故件数が多いことを「ワースト」と表記する。

2024年の全国の交通事故多発交差点ワースト5
ワースト1

池袋六ツ又交差点(東京都豊島区東池袋):17件
ワースト2
谷町9丁目交差点(阪市天王寺区生玉前町):15件
鵯越交差点(神戸市兵庫区菊水町):15件
ワースト4
四谷4丁目交差点(東京都新宿区四谷):14件
瀬田交差点(東京都世田谷区瀬田):14件
安井町交差点(堺市堺区北安井町):14件
打出交差点(兵庫県芦屋市南宮町):14件


《高木啓》

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