新型トヨタ『カムリ』のインテリアのデザインテーマは「Active & Airy」。すなわち、アクティブで快活な雰囲気作りを狙いとしている。思想的には開放感を重視した旧型カムリのエッセンスを継承していると言えるが、デザインの手法はガラリと変わった。
新型カムリのインテリアデザインは、一言で言えばモダンインテリア。ライバルとなる日産『ティアナ』のように非・自動車的なデザインを模索しているわけではないが、シンプルな面で明るさを表現しようとしていた旧型カムリとは異なり、インパネやドアトリム部に三次曲面を多用。シートにも曲線のステッチを入れるなど、かなり積極的に“デザイン”している。ステアリングホイールも先進的なデザインでモダンさを表現。
内装色は「グレージュ」という、やや暖色系が入った明るいグレーで、インパネ上部にブラック、前後ドアのパワーウインドウスイッチ部およびセンターコンソール部には明るい色合いの木目調パネルを配しており、質感の高さを感じさせる。トップグレードの「G“ディグニスエディション”」は、ステアリング、シフトノブも木目調だ。