ホンダは、子会社の鈴鹿サーキットランドを株式交換で完全子会社化すると発表した。トヨタ自動車の運営する富士スピードウェイとF1日本の開催権の剥奪合戦が過熱しそうで、ホンダは完全子会社化でトヨタに対抗する。
ホンダは鈴鹿サーキットの完全子会社化は、今後のモータースポーツ、モビリティの普及、安全運転普及などの活動を強化して経営基盤の安定化を図り、より機動的な事業運営を展開するのが目的としている。
株式交換は2006年3月10日に実施する。株式交換比率は鈴鹿サーキットの株式1株につきホンダの株式0.024株を割り当てる。ホンダは鈴鹿サーキットに85.4%出資する筆頭大株主。
2007年以降のF1の日本開催では、トヨタの富士スピードウェイとホンダの鈴鹿サーキットで争奪戦となるのは必至。ホンダは完全子会社化で、F1の鈴鹿での継続開催を強くアピールしていく。