今回はクルマに10点入れたというよりは、レクサスというブランドに対して10点を入れた気持ちが強いカー・オブ・ザ・イヤーでした。
だから、『GS』じゃなくて『IS』が10ベストに選ばれたとしても、レクサスに10点を入れていたでしょう。
アメリカで成功したブランドをそのまま持ってきたといった凱旋帰国的な意味合いじゃなくて、今回のローンチを契機に、新たな試みとなる高級車のあるべき姿をキチンとブランド構築から徹底して行なってきたことに対して評価しました。
日本的なおもてなしの心というアナログ的な要素と、G-BOOKなどに代表されるテレマティクスの先端コミュニケーション技術を結実したところは、メルセデスやBMWにはないレクサス独自の世界観だと思います。そこが10点を入れた大きな理由ですね。(談)