【東京モーターショー05】ブリヂストンのインホイールモーター

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ブリヂストンブースの一角に、ハイブリッドカーへの使用を想定したインホイールモーター・モジュールが展示されていた。特徴は、モーター部に小型のスプリングとダンパーがビルトインされ、タイヤの上下振動を打ち消し合う位相でモーターユニットが揺動すること。

インホイールモーターの欠点である大きなバネ下重量を、理論上削減する効果があり、ハイブリッドカーなど電気モーターを使うクルマの乗り心地やハンドリングの向上にはかなり期待が持てる。

2003年に行われた前回の乗用車ショーで同様のシステムを初出品したが、今回はそのときより1インチ小型化して18インチサイズに。アウターローター方式のモーターはローター(コイル側)、ステーター(磁石側)ともにきわめて薄型に作られている。出力は1輪あたり10kW。「コンパクトなため、主機というよりハイブリッド車の後輪用などに向いていると思います」(ブリヂストン関係者)という。

(東京モーターショー、10月19日−11月6日)

《井元康一郎》

井元康一郎

井元康一郎 鹿児島出身。大学卒業後、パイプオルガン奏者、高校教員、娯楽誌記者、経済誌記者などを経て独立。自動車、宇宙航空、電機、化学、映画、音楽、楽器などをフィールドに、取材・執筆活動を行っている。 著書に『プリウスvsインサイト』(小学館)、『レクサス─トヨタは世界的ブランドを打ち出せるのか』(プレジデント社)がある。

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