三菱『アウトランダー』(17日発表)のラゲッジルームは、今までに無い様々な工夫が盛り込まれている。ラゲッジの入り口となる、リヤゲートは上下2分割式になっている。今までもゲートが上下に分かれているSUVは多かったが、アウトランダーは上下分割の割合が違うのだ。
アウトランダーの上下の分割比率は8:2程度で、アッパーゲートが非常に大きい。そのため普段はアッパーゲートだけでも、ほとんどのものを積み込むことができる。そして大きなものを積み込むときにだけ、ロアゲートを開けばよい構造になっている。
今まであった上下2分割式のゲートやガラスハッチは、アッパーゲートが小さく、上からモノを入れようとする時には、高い位置まで持ち上げなければならず、さらにアッパーゲートの開口部は小さかった。アウトランダーなら、アッパーゲートの開口部分が低い位置から始まるので、ラクに載せることができる。
ロアゲートは200kgまでの荷重に耐えるので、人が座っても問題ないし、思い荷物を載せてラゲッジまで滑らせることもできる。
そして、さらに大きなモノを積む時には、セカンドシートをたたむ事も可能。その時はラゲッジサイドのスイッチを押すだけで、自動的にセカンドシートがタンブルされて、たたまれる仕組みになっている。
三菱自動車技術開発本部の小森英樹さんは「アウトランダーでは、荷物を積み易くする工夫や、より簡単に固定できる機能など、使いやすいラゲッジを追及しました。ゲートやシートの他にも、ラゲッジサイドにはユーティリティバーが装着されていて、荷物をより確実に固定できるようになっています」とコメント。
アウトランダーはラゲッジの使い勝手も、SUVの中でも秀でた出たものを持っているといえるだろう。