17日、三菱自動車は『エアトレック』の後継モデルとなる新型SUV『アウトランダー』を発表・発売した。アウトランダーは新開発のプラットフォームや新開発の2.4リットル直列4気筒エンジン、6速スポーツモード付き新型CVTを採用するなど、主要パーツの大部分が一新されている新生三菱の意欲作だ。
ボディサイズは全長4640mm、全幅1800mm、全高1680mm、ホイールベース2670mmとエアトレックよりもひと回り大きくなり、立体駐車場には入らなくなったが、本格SUVらしい躍動感のあるプロポーションを手に入れている。ミッドサイズのSUVとしては珍しく、サードシートを備えた7人乗りもラインナップしている。
全グレードに4WDが採用されているSUVではあるが、オンロードでの走りに重点を置き、ランサーエボリューションで培われた、アルミルーフパネルやモノチューブダンパーといった、走行性能を高めるためのアイテムも多数採用されている。
アウトランダーの商品企画を担当した三菱自動車の村崎勇雄さんは「アウトランダーは、これまでのSUVにはなかった、クルマ好きが求めるスポーティな走りの価値を実現した本格オンロードSUVです。エンジンやプラットフォームなどは、これからの三菱車にも展開されていくものを、いち早く採用しております」とコメント。
実際にこの4気筒エンジンは東京モーターショーに出品されている参考出品車にも搭載されており、今後の三菱の中核をなすパワートレイン。新型エンジンやプラットフォームを採用しているアウトランダーは、新生三菱の息吹が充分に感じられる内容の新型車に仕上がっている。