日産が『ノート・インスパイアードbyアディダス』コンセプトカーについて、アディダスジャパンのプロダクトクリエイションデザイン部長山下浩和さんは、アディダスと日産のブランドイメージが近かったという。
「イノベイティブ、インスピレーショナル、ヘリテイジと言ったキーワードでくくられるブランドイメージが、日産ととても近かったんです」
「今のトレンドについてなど、日産とブレーンストーミングを繰り返しました。キーワードでシンプル、クリーンと言った言葉が出て、『東京スタイル』の自由さを表現するのに『ウェアラブル=着替え可能』がポイントになりました」
「デザインの実作業は日産ですが、アディダスとして外して欲しくなかったのは『基本性能=機能』です。スポーツメーカーとして、ただのファッションではなく、たとえば伸縮性や保温性や防水性といった機能は、はずせません。シートは着替えられる、ドアにはベルクロでペットボトルを付けられる、そういった機能をデザインでは盛り込んでもらいました」
「アディダスの3本ラインは、デザインに溶け込む形でさりげなく入っています。ボディに大きくロゴを入れると言うこともできるでしょうが、あまりスマートは言えません。さりげないのが『東京スタイル』だと思います」
7日の発表会場ラウンジ横には、スポーツショップ風の展示もされていた。