【インプレ'05】下野康史 BMW『3シリーズ』 かつての六本木カローラはニュータウンで似合うクルマに

試乗記 国産車
【インプレ'05】下野康史 BMW『3シリーズ』 かつての六本木カローラはニュータウンで似合うクルマに
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乗ったのは2リッター4気筒の『320i』だけ。全幅が1.8mを超えたり、新世代BMWのなかでは保守的なデザインになったり、キーレス・スタート/ストップを採用したりと、目先はけっこう変わったが、乗った感じは旧型E46の4気筒系とそんなに変わらない。

エンジンは『120i』と同じだが、こちらは100kg近く重いので、動力性能はそんなに機敏ではない。とくに山道ではあまりパンチがない。どうしても320iを買えといわれたら、ボクはぜったいMTにする。

後席は広くなったし、あいかわらずクルマ全体のクオリティは高いし、「ニュータウンのカローラ」としては、これでじゅうぶんかもしれないが、趣味性は薄い。

6気筒の『330i』はベツモノのすばらしさと聞くが、でも、それじゃあ3シリーズはちょっと立派になりすぎじゃないの?

■5つ星評価
パッケージング:★★★☆☆
インテリア/居住性:★★★★☆
パワーソース:★★★☆☆
フットワーク:★★★★☆
オススメ度:★★★☆☆

下野康史| モータージャーナリスト
自動車専門誌の編集部を経て、モータージャーナリストに転身。現在はクルマ雑誌を始め、週刊誌のコラムなど幅広く執筆活動を行っている。親しみやすい文体のなかに見える、鋭い着眼点や独特の語り口にファンは多い。

《下野康史》

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