【東京モーターショー05】三菱 コンセプトD:5 …ファン必見

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【東京モーターショー05】三菱 コンセプトD:5 …ファン必見
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思い切った角形ボディ、大径ホイールなどが目を引くミニバンのコンセプトモデル、三菱『Concept・D:5』。車名の由来は同社のワンボックスワゴン『デリカ』の5世代目モデル。コンセプトは“新4WDモノボックス”。

デザインはシンプルな直線基調で、細かいディテールではなく、全体のフォルムで力強さを表現する。ノーズ部分をボディラインと一体化させ、洗面衝突のクラッシャブルゾーンを確保しながらワンボックスのようなスタイリングとしている。前後のアンダーボディ部分はかつてオフロードミニバンとして一世を風靡した『デリカスターワゴン』ばりに、それぞれ前後端に向かって斜めにカットされ、オフロード走破性の高さを印象づける。

インテリアの特徴は、頑強さと開放感の融合。室内空間を徹底的に守る極太のロールバー風ピラーを持ちながら、広いウインドウや採光ルーフによって閉所感のない、明るい室内空間を実現する。また、高剛性をイメージさせる金属素材と暖かみのあるレザーなどの自然素材を対比的に使っているのも特徴だ。シーティングは全席独立型のフル6シーターで、居住感の良さをアピールしている。

シャーシは近日発売される新SUV『アウトランダー』と共通のCセグメント・プラットフォームで、駆動方式はFFベースの電子制御フルタイム4WD。エンジンは新開発の可変バルブタイミング機構(MIVEC)付き2.4リットル直4DOHC(170ps・23.0kgm)。

このConcept・D:5は純粋なデザインスタディで、このまま市販されるわけではないが、次期デリカは2006年にデビューする予定で、すでに開発は相当進んでいる段階。モノフォルムスタイリングや居住感に優れた室内空間など、市販モデルの予告とも取れるファクターが随所にちりばめられており、ファン必見のモデルだ。

《井元康一郎》

井元康一郎

井元康一郎 鹿児島出身。大学卒業後、パイプオルガン奏者、高校教員、娯楽誌記者、経済誌記者などを経て独立。自動車、宇宙航空、電機、化学、映画、音楽、楽器などをフィールドに、取材・執筆活動を行っている。 著書に『プリウスvsインサイト』(小学館)、『レクサス─トヨタは世界的ブランドを打ち出せるのか』(プレジデント社)がある。

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