自動車各社が4日発表した米国の9月新車販売は日本の大手3社がいずれも2ケタ増で9月としては過去最高を更新したのに対し、GM(ゼネラルモーターズ)、フォードモーターはともに2割台のマイナスとなった。
ガソリン価格の上昇によってSUVなどの大型車が不振に陥り、燃費の良い乗用車をそろえる日本車の人気が高まった。トヨタ自動車前年同月比10.3%増の17万8417台で、4.0%の小幅増にとどまったダイムラークライスラーのクライスラー部門を2カ月連続で上回った。
ホンダは11.7%増の12万1163台。世界100万台増販目標の最終月だった日産は16.7%増の9万3540台と好調だった。GMは24.1%減、フォードは20.1%減と大きく落とした。市場全体は7.6%減の約132万7200台だった。