ホンダの純正用品メーカー、ホンダアクセスがリリースした新型『シビック』用カスタムパーツ、モデューロ。エアロパーツ、アルミホイール、インテリアパネルに加え、今年度中には強化サスペンションキットも発売される。これらモデューロ製品の特徴のひとつに、車両と同等のクオリティコントロールがなされているということがある。
「トランクスポイラーはABS樹脂、アンダースポイラーはポリプロピレン製ですが、耐候性についてはバンパーその他、本体の樹脂部品と同レベルを確保しています。風雨や日光による変形、塗装の色あせは長年の使用でもほとんど発生しません。自信を持ってお客様にお届けできます」(日野栄一・ホンダアクセス研究員)
モデューロを架装される側の車両本体も、カスタマイズを許容する品質管理が行われている。モデューロの17インチアルミホイールを装着すると、タイヤのグリップ力やバネ下重量が増す。ハブやサスペンションにかかるストレスもその分増大するが、車両開発のさいにモデューロホイールのスペックがフィードバックされており、ハブはカスタマイズされた状態でも社内の厳しい安全基準をクリアできるだけの強度が与えられたという。
また、今後追加される強化サスペンションキットについても、装着状態で激しくフルバンプしても、エアバッグが誤爆したりボディが変形したりしないよう、車両設計時に配慮がなされたという。
徹底した品質管理が施されたモデューロは、車両の一般保証と同様、3年、6万kmの保証が受けられる。また、製造中止後も最低5年間は、補修用パーツが供給される。そうした安心感も“純正カスタム”の魅力だろう。