ブリヂストンは、2002年から独コンチネンタル社、横浜ゴムとの技術提携で開発してきた中子式ランフラットシステム『ブリヂストン・サポート・リング』の実用化に成功し、トヨタ自動車の新型『RAV4』のヨーロッパ向けに販売される車両に納入すると発表した。
ブリジストン・サポート・リングは、空気圧が失われた状態でも一定の速度で一定の距離を走行可能なシステムで軽量のメタルリングとゴム製のフレキシブルサポートで構成する。タイヤに空気漏れが起きた場合に、サポートリングが車両を支え、タイヤのビード部分をホイールのリム上に固定する。このタイヤはとくに偏平率の高いタイヤを装着した乗用車やSUVに適したシステムとなる。
ブリヂストンは、サイド補強型ランフラットタイヤと今回の新開発タイヤを車種に応じて提案して行くことにより、通常のホイールであらゆる乗用車、SUVに対応できるランフラットシステムとすることを目指すと、している。