【D視点】新型フォード フォーカス …モデルチェンジ手法の是非

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【D視点】新型フォード フォーカス …モデルチェンジ手法の是非
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★ コンパクトカーでは珍しいスマートさ

新型フォード『フォーカス』が5日、日本発表された。先代と同じく5ドアハッチバックの1車型。全長4350mm×全幅1840mm×全高1485mmと大幅にサイズアップされた。モデルチェンジで大きくなるのは近頃珍しくないが、クラストップの室内を誇る大型車並の全幅には驚いた。

先代のデザインを引き継ぎ、加えてクオリティを向上させたのが新型フォーカスだ。特徴的な円弧のサイドウインド、フォードのフロントマスク、そしてリアのハイ・テールランプなど先代のデザインアイテムをすべて継承しているので、一見してフォーカスとわかる。

フロントグリルからフロントピラー、ルーフそしてテールエンドまでエッジの利いた滑らかなラインで形成されるシルエットは、コンパクトカーでは珍しい、クーペのようなスマートさだ。

次に目が行くのは、低くスラントしたフロントノーズからリアウインドウ後端まで一気に駆け上るスピード感のあるライン。2本の特徴的なラインで構成された新型フォーカスのデザインは立体的で、狙い通りのクオリティを演出している。

価格ではフォルクスワーゲン『ゴルフ』、オペル『アストラ』などと競合するが、スマートなスタイルと、一回り大きいサイズのお買い得感がアドバンテージか。しかし、先代フォーカスのスポーティで個性的なデザインに惚れたユーザーは、スマートで誰にでも馴染めそうな新型フォーカスには戸惑うかも。

D視点:デザインの視点
筆者:松井孝晏(まつい・たかやす)。東京造形大学教授、デザインジャーナリスト。元日産のデザイナーで、社会現象となった『Be-1』をプロデュースした。

★コンパクトカーでは珍しいスマートさ
★大物の子供は育ちにくい
★安定した操縦感覚の大人のクルマ

《松井孝晏》

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