【D視点】BMW 3シリーズ…あこがれの優等生の素顔

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★衣の下の甲冑が見えた

これまで我々はBMWの新世代デザインの特異さに目を奪われていたが、新型3シリーズでは新鮮味も薄れ、いよいよ本性が見えてきた。

BMWモーターといわれるように、BMWのエンジンには定評がある。くわえて最近、評判の良いのが運転フィーリングだ。タイトコーナを何の不安もなく高速で駆け抜ける。しかし重要なのはその“走り”が最高の安全を保証しているということ。

昔、欧州の騎士が戦いに赴くとき甲冑を着た。そんな甲冑を欧州の古城などで見る機会があるが、敵から身を守るための機能に徹したカタチはグロテスクで冷たくて、血の臭いを感じさせる。きらびやかで美しくさえある兜や鎧を生んだ日本人の美意識では、理解できない。

高速で欧州大陸を駆け巡るクルマは、まさに乗員を守る甲冑なのであろう。それを忠実に具現化したのがBMWのクルマであり、やや無機的になった優等生の3シリーズではとりわけその印象が強い。

昔からどこの国でも好奇心の強い人が異国のエキゾチックな品物を好み、それによって多くの文化が広く伝播した。そんな楽しみ方が現代のBMWにも相応しい。

★期待通りの優等生
★衣の下の甲冑が見えた
★信じるものを救うラグジュアリー

《松井孝晏》

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