【D視点】ホンダ ステップワゴン 新型…その一歩はどこへ

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★長子の苦労と成長

一人っ子や長子は、いっぱんに繊細で神経質だと言われる。周囲の期待に負けてしまった子は、責任を家庭環境に転嫁したりする。同じ環境で立派に成長する子は、期待を真に受けないで自己の視点、裁量から行動目標を取捨選択する。

ステップワゴンはホンダの主力車種の一つだ。加えてミニバンブームのさきがけとなったクルマでもあり、モデルチェンジの注目度は高い。開発者は、家庭での一人っ子や長子と同じように、優等生になろうと神経質になったはずだ。

ミニバン市場は規模として成熟期を迎えたが、そこまで急成長しただけに、さらなる市場拡大に向け装備の充実、乗用車ユーザーの取り込みなど多くの課題がある。新型ステップワゴンの商品コンセプトもそうなっており、大きな空間に加えて“セダンの走り”を追求した。

しかし新型ステップワゴンの運転感覚は、良くはなったが乗用車と比較できるレベルではない。またボディシルエットも相変わらず箱型のままだ。これが開発者の裁量なのか実力なのか……。

ただ、結果として新型ステップワゴンは上手に育ったと言える。新型車がサイズアップしがちな昨今、あえてサイズダウンしたことから推測すると、周囲の理解に助けられた開発者の裁量で、この大きさ、この形、この性能になったのだろう。

★スグレモノ、勇気と蛇足
★長子の苦労と成長
★次世代クルマ社会へのステップ

《松井孝晏》

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