ポルシェは11日、『911』シリーズに四輪駆動クーペの「カレラ4」、「カレラ4S」を追加設定したと発表した。
後輪ホイールアーチ位置での車幅が後輪駆動の「カレラ/カレラ4S」より44mm広がって1852mmとなった。カレラ4の後輪は295/35ZR18タイヤ、カレラ4Sは305/30ZR19を履く。
3.6リットル水平対向6気筒エンジン(325bhp)を搭載するカレラ4は、0-100km/h加速が5.1秒、最高速は280km/h。排気量3.8リットル(355bhp)のカレラ4Sは、0-100km/h加速が4.8秒、最高速は288km/hとなっている。
マルチディスク・ビスカスカップリングをもつ全輪駆動システムは、常時、5−40%の間で駆動力を前輪に配分している。
PSM=ポルシェ・スタビリティ・マネジメントには新機能が2点追加された。ひとつは、システムがフルブレーキに待機するようになったこと。パッドとディスクとの間隔を無くし、制動距離を短縮している。
もうひとつは、ブレーキペダルを踏力は弱くても素早く踏んだときには、油圧ポンプが圧力をあげて全輪をABS作動域とし、ブレーキングの最適化を図るというもの。