三菱自動車とダイムラークライスラーは、三菱ふそうトラック・バスの補償問題について同意したと発表した。3月中に最終合意する見通し。
ダイムラークライスラーは、ダイムラークライスラーが三菱ふそうへ出資するにあたって、三菱ふそうの品質問題及び一連のリコールについての事案を三菱自動車が隠したままだったとして、三菱自動車に補償を求めていた。
三菱自動車とダイムラークライスラーは、(1)三菱自動車がダイムラークライスラーに補償金を支払う、(2)三菱自動車が保有する三菱ふそうの株式20%をダイムラークライスラーに譲渡する、(3)三菱自動車のオランダの工場であるネッドカーの株式をダイムラークライスラーへ譲渡することを協議していたが、この協議を中止する、(4)三菱自動車と三菱ふそう間で日常業務上で協力する、以上で合意した。
今回はノンバイディングベースでの合意で、これに基づいて3月中には補償金などを詰めた上で最終合意する予定だ。