クライスラーグループは、デトロイトオートショー(デトロイトモーターショー)で発表した3つのコンセプトカーのうち、2モデルの市販化に向け「おおいなる努力をしている」という。その2モデルはどれか、というのはまだ明らかにされていないが、すでに2シーターのスポーツカー『ファイアーパワー』に関してはかなりの開発が進んでいる、という情報もある。そしてもう1つのモデルとして有力なのは、ピックアップのジープ『グラディエーター』だ。クライスラーは昨年1年間に、9台の新型車を発表し、2005年も少なくとも5台の新型車発表が予定されている。クライスラーはもともと「2004年から6年の間に25の新型モデルを発表する」と公約していたから、来年も新車ラッシュとなることは間違いなさそう。GMも同様にここ数年で多くの新車を発表しているが、クライスラーとの違いは「話題性」にある。クライスラーの場合、COTYを受賞した『300C』など、新型モデルに人気が集まっているが、GMの方はぱっとしない。元々デザインには定評のあるクライスラーだけに、昨年からのパワーを引き継ぎ、アメリカ国内での劣勢を取り戻す思い切った新車発表が今年も見られる可能性は高い。
【調査レポート】米国におけるモビリティ市場調査~主要動向・プレイヤーおよびトランプ政権下における通商政策・環境規制~ 2025年9月1日 本レポートは、米国由来の主要プレイヤーを多角的に分析。GM、F…