【インプレッサS203速報】1脚55万円のレカロシートの座り心地は

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【インプレッサS203速報】1脚55万円のレカロシートの座り心地は
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STiが発売するインプレッサの限定車、インプレッサ『S203』には、レカロ社製の専用バケットシートが装備されている。このシートはレカロ社で先行開発されていたものを、STiがS203に採用するために、インプレッサ専用に共同で改良を施したものだ。

設計段階からレカロ社とSTiの手で共同開発されているので、サイズや形状は日本人の体形にもフィットするデザインになっている。

シート表皮は専用のグレーのアルカンターラで覆われているので派手な印象は少なく、シックな雰囲気にまとめられている。シートの後ろ側は表皮が貼られておらず、ドライカーボンがむき出しになっているので、後ろから見るとスポーティ。シートの後ろ側にはトリムもないので、後席の膝もとが広くなるというメリットもある。

日本人が使うことを想定したサイズに設定しているので、フィット感はほかのレカロシートと比べてもよい。小柄な人はサイドサポートによって支えられ、大柄な人はサイドサポートが包み込んでくれるので、体形を選ばず適度なフィット感が得られるはずだ。

S203の開発を担当したSTi商品企画部長の伊藤健さんは「このシートはS203の目玉です。シートのが完成する以前から、共同で開発をすることができたので、こちらからの要望も数多く受け入れてもらうことができました。このシートに収まりS203を運転すると、身体のブレが少なく、自分の運転が上手くなったように錯覚してしまいます」とコメント。

このレカロシートは、インプレッサ専用にシート単体でも市販され、その価格は1脚、55万5000円となる。つまり、このシートが2脚装備されているS203は、それだけでも110万円以上の追加装備といえるのだ。なお市販品のシート表皮は、S203とは差別化が図られ、ブラックとブルーのツートンカラーになる。

実際に走行中には、座面やバックレストに適度に体重が分散され、身体をホールドしてくれる。クルマとの一体感が生まれ、腰や背中を通してクルマの挙動がつかみやすくなっている。一脚55万5000円と聞くと高そうだが、それだけの価値はありそうだ。(つづく)

《岡島裕二》

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