【三菱ランサーエボリューションIX プロトタイプ速報】ニュル仕込みの空力性能…河口まなぶ

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シャシーも当然MRをベースに熟成した。まずハンドリング面では、リアの車高を「若干下げた」ことで安定方向に熟成を図っているのがポイント。ちなみにビルシュタイン社製ショックアブソーバーやアルミルーフパネルなどはMRから受け継いでいるという。この辺りはまさに、「MRをベースに」と強調していた部分といえる。

いっぽう、空力性能では新開発のエアダムエクステンションとリアスポイラー後端に備わるガーニーフラップにより大幅に揚力低減し、高速走行の操舵感や安定性を向上させている。「空力性能向上によって、フロントのリフトは若干のプラスですが、リアのリフトはかなりゼロに近いところにまできました。このあたりはニュルブルクリンクで磨いた効果がマッチした部分といえます。こうしたエアロパーツは、今後オプショナルパーツとして従来のエボユーザーに提供したいとも思っています」(商品開発本部 藤井氏)

ほかには、FEM解析により高い剛性を確保しながら極限まで軽量化を図ったエンケイ社のMAT製法による、新高剛性アルミホイールが新しい。これは従来の鋳造アルミホイールよりも1本あたり0.15kgの軽量化を実現した。

『ランエボIXプロトタイプ』をニュルブルクリンクで走らせると、確かにそれらの効果が強く感じられる仕上がりだった。来年の春にリリースされるとウワサされている、プロダクションモデルの登場がとても待ち遠しく感じた。

《河口まなぶ》

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