トヨタ自動車は3日、2005年に愛知県で開催する日本国際博覧会(愛・地球博、通称:愛知万博)のトヨタグループ館で実施するパフォーマンスショーの概要と、ショーに登場する同社のロボット、1人乗りコンセプトビークル『i-unit』(アイユニット)などを臨海新都心のMEGA WEB(メガウェブ)内で報道陣に公開した。
トヨタグループ館で行うショーは、サッカー・ワールドカップ1998でオープニングとクロージングセレモニーを演出したフランス人の空間プロデューサー、イヴ・ペパン氏が演出を手掛け、ウェルカムショーとメインショーの2部構成で行われる。
ウェルカムショーでは、今年3月に公開された『トヨタ・パートナーロボット』の8体を連携させたバンド演奏が行われる。このうち楽器演奏を担当するのは7体(2足歩行型3体、車輪走行型4体)で、もう1体はMCやラップを担当するDJロボット(車輪走行型)となる。
また、メインショーでは、2003年秋に行われた東京モーターショーで公開された1人乗りコンセプトビークル『PM』の進化型となるi-unitが12台、そして搭乗歩行型ロボット『i-foot』(アイフット)が1台登場し、10名程度のパフォーマーがダンスなどを繰り広げる。
3日に公開されたのはこのうち一部で、ロボット4体による演奏と、i-unitとパフォーマーが絡んだ演技が公開された。特にロボットは、これまでの吹奏楽器だけでなく、より激しい動きを必要とする打楽器(シンセドラム)にも対応。これが集まった報道陣の注目を集めていた。