ボルボトラックは安全技術を前面に押し出した出展。車両は大型トラクターの『FH12』のみで、展示スペースの大半は、同社の安全技術の歴史と、最新のテクノロジーの紹介に割かれている。
大型トラックの安全性の確保は、世界的に問題となっている。横転などの事故防止のためのスタビリティ向上、死角の削減、クルマ対クルマの衝突事故のさいの生存率向上などについて、世界のトラックメーカーが取り組んでいるが、ボルボの技術はトップクラスと評価が高い。
展示技術のうち主なものとしては、死角補助システム、車線維持補助システム、居眠り感知システム、前方衝突警報システム、TPM(タイヤ空気圧モニター)、ESP(電子安定プログラム)、ACC(アクティブクルーズコントロール=前方の車両の挙動を測定し、事故時の損害を最小限に抑える)などがある。