日産ディーゼルは出展を環境対応に絞り、6台を出展している。プレスデーの2日には、新大型トラック『Quon』(クオン)シリーズの新車発表が行われるなど盛況だった。
大型ディーゼル車に対する環境規制は、今後もどんどん厳しくなっていく見込みだが、同社は平成17年(新長期)排出ガス規制をパスするディーゼルエンジンをいち早く開発した。その核となる技術は、尿素SCR触媒。
これは排気ガスに尿素を噴射させ、尿素から変化したアンモニアとNOx(窒素酸化物)を化合させ、無害化するというものだ。欧州では次世代ディーゼルの排ガス対策の決め球とされているが、Quonは日本では初めて同システムを搭載する市販車となった。
ほか、世界初となるCNG筒内直接噴射式エンジンを搭載した中型天然ガストラック、『コンドルDi CNG』、都市間高速バス『スペースアロー』などが出展されている。